最近では成人式のための振袖をレンタルする人が増えています。成人式当日までは、振袖店や美容室のスタッフの方が対応してくれるため、ほとんど振袖自体を触ることはないかもしれません。  

しかし、問題なのは成人式が終わってからレンタル先に返却する際。返却する際のたたみ方やクリーニングはどうすればいいのでしょうか?

成人式は大満足!でも、着用後の振袖はどうすればいいの?

成人式が無事終わったあなたは、家族や親戚、友達や彼氏に祝福され、大満足の一日を過ごしました。今回の記事では、着用後の振袖を返却するまでの流れをみていきましょう。  

【手順①】まずは汚れやシワをチェック!

お店やネットでレンタルする場合、基本的には汚れやシワのない状態で振袖は受け渡されます。(もし手元に届いた時点で不備があったのであれば、即日、お店に連絡をしましょう!)  

ですので、振袖を返却する際も大きな汚れやシワがない状態で返却するのがマナーです。と言っても、振袖は祝いの席で着る衣類なので、振袖を着ながら食事をすることは振袖店も理解しています。  

最近では、「汚れていてもそのまま返却OK!」などとアピールする振袖店も増えました。多少の汚れは気にせず、べっとりとついて取れない口紅などの場合は自己処理してから返却しましょう。

【手順②】こんな汚れなら自分で処理できます

食べ物のソースや口紅などが振袖についてしまったら、水を含ませたハンカチなどで軽く上からたたいてみましょう。強くこするとかえって取れなくなるかもれないので気を付けてください。

【手順③】こんな振袖ならクリーニングに出そう

 

自己処理ではどうしようもない!汚れが広範囲で、このまま返すのは気が引ける。そんな汚れが振袖についてしまったら、気持ちも落ち込んでしまいますよね。例えば、食事をしている時にミートソースがついてしまう場合だってあるのです。  

まず、振袖がレンタルではなく自分のものなのであれば、迷わずクリーニングに出せばOKです。振袖のクリーニングは別名:丸洗いともいわれ、だいたい5,000円くらいから出来ます。早くクリーニングに出した方が、汚れは早く分解できます。  

次に、借り物(レンタル)の振袖のクリーニングですが、気になるのであれば借りたお店に電話を一本入れてみましょう。「ホームページにはクリーニング不要とありますが、このような汚れがついているのですが」と。  通常の使用の範囲でできた汚れなのであれば、たいていの場合クリーニング代は請求されないはずです。

【手順④】振袖が綺麗になったらどうしまえばいい?

さあ、これをお読みのあなたが振袖を購入した、もしくはレンタルした振袖に汚れがついていない状態なのであれば、最後にするべきことは振袖をたたむことです。  

振袖は着物と同様、直線的ですので実は非常に保管しやすいのです。直射日光や湿気を嫌うので、自宅保管の場合は桐のタンスにしまうのがベストです。
桐のタンスは最近ではニトリなどでもカジュアルなものが手に入れられるので、浴衣や他の家族の着物様にと一つあってもよいかもしれません。  

レンタルされた場合は、レンタルした時に使われていた包装紙(=たとう紙)や紙袋に入れて返却しましょう。

まとめ

振袖レンタルが普及してきたと同時に、みんなが悩むのは着用後にクリーニングすべき?という点です。最近の振袖レンタルでは多くの場合、クリーニング代を最初から上乗せして価格設定しているとも言われています。  

とは言え、できるだけ女性としては振袖を汚さないような身動きをとっていきたいもの。振袖の品のある立ち居振る舞いは、それだけで美しいからです。