充分に検討して選んだはずなのに、お店から自宅に帰った後にどうしても他の振袖を選びたくなる。こんな経験がある方、いらっしゃいませんか?振袖本体だけでなく、帯やバッグなどの小物を変更したくなるケースもあるようです。  

普段から着慣れない振袖だからこそ、迷ってしまう気持ちもよく分かります。最近では成人式の振袖をネット通販でレンタルする人も増えました。

ネットレンタルや店舗販売の場合の振袖変更についてまとめましたので、是非ご覧ください!

振袖購入の場合

①支払日から8日間はクーリングオフ期間

クーリングオフという言葉をご存じですか?クーリングオフは、一定の契約に限り無条件で契約を変更・解約できる法律行為です。振袖の購入を割賦販売(=分割やローン)で購入した場合、このクーリングオフが適用されます。  

 

②振袖の加工が始まったあとは変更できない場合も

新品の振袖の場合、代金購入後に購入者のため仕立て直しなど業者の手が入ることがあります。業者や職人へ発注済の商品をクーリングオフされてしまっては商売になりません。加工された振袖は返品不可ですが、帯やバッグなど未使用の小物であれば変更が可能な場合もあります。  

 

③もしかして変更するかも?

気持ち良い取引のためのポイント! お互いに気持ち良い取引とするため、少しでも迷いがある場合はまず購入を保留すること。そして、お店で事前に「いつまでなら変更可能ですか?」と確認することも忘れずに行いましょう。  

振袖レンタルの場合

①ネット宅配だと発送前であれば可能

スマホからネットで振袖をレンタルする方も増えています。店舗購入のように振袖の仕立て直しをしないため、基本的には発送前であれば変更が可能です。

しかし、ネットの場合は情報に時差があるのが難点。スマホの画面上では表示されている振袖も、電話で問い合わせをすると「その振袖はもう予約済です」と断られてしまうこともあります。  

 

②店舗でのレンタルは3か月以内なら見立て直しも

お店でレンタルし、お金も払った場合。3か月以内であれば、別の振袖に変更(お見立て直し)をすることも可能なお店もあります。
一生懸命選んでも、どうしても別の振袖はよくなる場合もありますよね。そんな場合は遠慮せず、「別の振袖に変更したいんですが」と、振袖レンタルを契約したお店に連絡を入れましょう。

但し、全てのお店でお見立て直しができる訳ではありません。お店の側からすると、正直言ってお見立て直しはサービスです。
自分は迷うかもしれない、という予感のする方は(?!) あらかじめ、振袖店のホームページでQ&Aを確認しましょう。変更できる場合は、いつまでなら変更可能です、と記載がありますよ。  

振袖を変更する場合、差額はどうなるの?

先に払った振袖の代金と、あとから決める振袖の代金に差額が発生する場合があります。例えば、先の振袖の代金が20万円で、あとから選ぶ振袖が23万円というような違いです。  

ある振袖店では、レンタルの場合は同額の振袖までは無料で変更が可能。それ以上の価格の振袖を選ぶ場合は、差額を支払うという決まりがあります。また、オーダーレンタルや購入の場合は、元の振袖の価格よりも50%減額した価格の振袖までなら無料で、変更。
それ以上であれば、代金を請求する、となっています。  

 

まとめ

振袖の変更は、仕立てが必要なオーダーレンタルや購入の場合は不可の場合があります。
レンタルの場合は同額まで、また発送前であれば対応してくれますが、その時にお気に入りの振袖があるかは保証されません。