成人式の振袖について調べると、高い振袖は50~80万円以上します。平均的には20~30万円で、安いものだと10万円以下の振袖もあります。

消費者目線からいくと、この差は何?と気になることでしょう。振袖の価格の差を普段使う「車」の違いに置き換えてみると、わかりやすいかもしれません。だって、振袖は決して普段使いのものではありません。車のように、持っている人と持っていない人がいる嗜好品(?!)と似た位置にある製品です。

今回の記事では、振袖の価格の違いについてクローズアップしたいと思います。

振袖の価格の差は最大198万円?!

振袖を最安値で準備しようとするなら、お母さんや親戚から譲り受けるといいでしょう。その場合、家族の間のことですから価格は0円で済みます。車の場合も、家族の車を借りたら0円ですよね。

これに対し、振袖で現在販売されているもので最高額といわれる価格帯は198万円です。その差は198万円!

家族が振袖を持っていないのなら、次に安く準備できるのはネットの振袖ショップでレンタルするという方法があります。この場合は相場が5~10万円以下で手に入れられます。車も軽自動車で車検の残り期間が無く、年数も経過している車であれば10万円という破格で売られている車もあります。

他には、メルカリやヤフオク!などのフリマアプリで購入するという手もあります。しかし、正直これらは当たり外れが非常に大きいですよね。写真と現物が全然違うものが送られることもあるそうで、着付けのための小物を別に買わなくてはいけないという手間もあります。

逆にチープな振袖がイヤ。もう少し振袖にこだわりたいのであれば、店舗のある振袖店で試着をしてから決めましょう。
この場合、振袖の新作はだいたい25~50万円くらいで購入できます。車だって、新車を買う場合はショールームのある店で店員さんに説明を受けながら買いますよね。

最安値の振袖の価格はアウトレットレンタル9800円~

できるだけ格安で振袖をレンタルしたい!と考える女子は多いようです。なぜなら、車の場合は一度買えば毎日でも使うことができますが、振袖の場合は登場するシーンが限られていますからね。

振袖の最安値を筆者が調べた限りでは、9800円の振袖が最安値なのではないかと思います。しかし、ご注意ください。この9800円の振袖は確かに安くてとても良いのですが、成人式に着ることはできないのです。いわゆる、シーズンオフのレンタル品のため格安のお値段なのですね。また、小物も自由に選ぶことはできません。

成人式に着る場合はお値段が上がって39800円や29800円。そして着付けやヘアメイクは自分でしなくてはいけません。車の場合も、安く売られている中古車はそれなりの訳アリ品です。カーナビがない、点検・整備されていないなどなど。

安い場合は、その理由をしっかり確認してから買いましょう。

 

最高値の振袖の価格は198万円

着物の値段は、本当に高いものは高く振袖では198万円の振袖も販売されています。なぜなのか?それは、振袖の生地全体に手作業での絞り染めが施されている、国産の生地を使っている、などの品質や手間暇による工賃が付加されているからです。

今のようにみんながスマホを持ち、海外旅行にでかけ、家でゲームをするというようにレジャーの幅が広がっている現在、正直振袖にこの値段をかけられる余裕のある世帯はごく僅かではないでしょうか。
実際にみんなが振袖に使っているお金の最多価格は20万円~30万円ぐらいだそうです。

しかし、振袖の場合は車と違って保管がきくものです。車の場合は10年経てば廃車かもしれませんが、着物のアンティークのように、保管状態がよければ年代物でも価値がつきます。そして娘や孫までと代々で一着の振袖を受け継ぐことも可能です。

 

いくらの振袖を着るかは人それぞれです

振袖と車の価格を比較するという、少々強引なご説明でしたが価格の違いはイメージしやすかったのではないでしょうか。安い振袖はその価格が最大の魅力!海外旅行やコスメを我慢せずとも、振袖を成人式に着て行くことは可能です。

高い振袖には着付けやヘアメイク、そして丸洗いが無料、卒業式の袴レンタルが無料、などの特典がたくさんついている場合が多いです。そしてなにより、振袖の生地や柄が豪華で、実物を見ると圧巻!モデルのような気分を味わえることでしょう。日頃からファッションが好きな女性であれば、振袖の実物を一度みればトキメいてしまうに違いありません。

振袖にいくらかけるかは、人それぞれ。本人が良ければ、正装をして成人を祝福してもらうという意図さえ理解していれば、安い振袖でも高い振袖でも間違っていることはありません。

まとめ

振袖の価格の違いについてお伝えしました。安い10万円以下の振袖はシーズンオフであったり、着付けやヘアメイクがついていなかったりという理由があります。
これに対し、高い振袖は198万円もします。
さすがにこれは高いので、みんなが実際に購入する振袖は20~40万円ぐらいの間が多いようです。