成人式に着た振袖があるから、結婚式にゲストとして出席する時に着て行こうかな。こんな女性が増えています。

しかし、振袖は着物よりもひと目を引き、さらに教会の結婚式で振袖はいいの?などの不安がよぎるかもしれません。

今回の記事では、ゲストとして振袖を結婚式で着る時のマナーを中心にご紹介しましょう。

結婚式に振袖は着られるけど、、、気を付けたいマナーは?

振袖は未婚女性の第一礼装なので、結婚式という祝いの席で着ることは何も問題ありません。しかし、

①新婦のお色直しとかぶらないこと

お呼ばれの結婚式が神前式でなくとも、新婦のお色直しで和装を選ぶということはあり得ます。参列者として、新婦の衣装と同じ色はできるだけ避けるというのが暗黙のルールです。  

新婦と日頃から連絡を取り合う仲であれば、さりげなくラインなどで成人式の〇色の振袖着て行ってもよいか?と、さぐりを入れると良いでしょう。

 

②振袖が結婚式の規模感と合うかチェック

結婚式は今、さまざまなスタイルがありますよね。ホテルの会場を借りるホテルウェデイングだけでなく、レストランを貸し切りにするレストランウェデイング、そして親族だけや親しい人だけで行う小人数結婚式などなど。

大切なのは、あなたのお持ちの振袖に色が結婚式の規模と合うかどうかです。ネット通販で5000円ぐらいの激安品のポリエルテルのものであれば、高級ホテルの場では浮いてしまうかもしれません。また、同級生がメインの気軽な結婚パーティであれば50万円の振袖は少し華やかすぎることでしょう。

 

③食事で汚さないように注意!

披露宴では椅子に座って食事をします。成人式の二次会前にはワンピースなどに途中で着替えた女子もいると思いますが、結婚式に振袖で行くということは振袖で食事をするという事です。そのため、振袖の着付けは帯を少し緩めにし、お腹の部分もきつく締めあげないようにゆとりを持ちましょう。

また、忘れてはいけないのが振袖の長い袖です。結婚式のテーブルにはネームプレートやナフキンなど様々な小物が事前に置かれています。日頃着ていない着物、しかも振袖を着ているのですから、その長い袖がテーブルにひっかかるということは多いにあり得ます。手を挙げる際や移動する際は、長い振袖が椅子やテーブルにひっかからないように意識してください。

お呼ばれ結婚式に合う振袖画像

①薄いイエローの古典柄振袖

赤や黒の振袖は新婦のお色直しでも着られる可能性が高いので、黄色い振袖をオススメします。
知らない人の親族や友人などの第三者も集まる結婚式なので、あまりに派手な色使いやカジュアルな振袖は慎んだ方が無難でしょう。

さりげない色の古典柄振袖は、家族受けも良く受付にも持ってこいの振袖です。

 

薄いイエローの振袖をもう1点。こちらも同じく松竹梅をあしらった古典柄の振袖です。ピンクの帯締めがとても可愛らしいですね。ゲストとして「派手すぎる?」と思われる場合は、親族としての出席であれば十分着られる振袖です。

 

②紺色の古典柄振袖

振袖を着ている人はいるだけで、結婚式の会場が華やかになり格も上がります。ベースが紺色のこんな振袖なら、派手になりすぎず気品もあります。髪につける髪飾りはもう少し小さく、できればパールなどを合わせるとより結婚式にマッチします。

まとめ

結婚式は新郎と新婦の大切なイベントなので、参列する側としても最低限、気を使いたい部分がありますね。しかし、振袖はれっきとした第一礼装。

たいていの場合、その美しく品のある姿は会場を盛り上げてくれると新婦からも喜ばれることでしょう。