「一生に一度の成人式は、おしゃれな振袖で参加したい!」という方は多いでしょう。

一方で、振袖は色柄やデザインのバリエーションが非常に豊富なので、どんな振袖を選べばよいか悩んでしまいがちです。ハレの日に後悔することのないよう、成人式振袖の選び方やコーディネートの方法は、しっかり押さえておくことをおすすめします。

今回は、おしゃれな成人式振袖の選び方や、おしゃれに着こなすコーディネーションについて解説します。

おしゃれな成人式振袖の選び方

おしゃれな成人式振袖を選びたいときにチェックしたいポイントを5つご紹介します。

 

なりたい振袖姿をイメージする

まずは、自分の理想の振袖姿をイメージするところから始めましょう。いまいち想像しにくいという場合は、振袖のカタログやインターネットサイトなどで振袖の写真を見るとイメージが湧きやすくなります。

特にインターネットサイトでは、「かわいい系」「きれい系」「クール系」などの雰囲気から振袖を絞り込み検索できるので便利です。たくさんの画像のなかから「おしゃれだな」「こういう風になりたい」と思った振袖をいくつかピックアップしていくと、徐々に自分のなりたい振袖姿のイメージが固まっていくでしょう。

 

自分の体型に合わせて選ぶ

着物の色柄は多種多彩ですが、似合うデザインは人の体型によって差が出ます。

まず注目したいのは身長です。平均よりも身長が高めの場合は、柄が大きめで、色合いがはっきりした振袖と相性がよい傾向にあります。

例えば、鮮やかな赤色や濃いめの紫色を地色にした振袖に、大きな花柄をあしらった振袖を選ぶと、長身に負けない存在感のある装いになります。

一方、身長が平均より低い方はピンクやレモンイエローなど淡くて明るめの色合いに、小さな柄をあしらった振袖を選ぶのがおすすめです。

また、体型が細身の方は淡い地色の振袖や、柄のサイズが大きめのデザインを選ぶと、ふっくらと優しい印象を与えられます。

逆にふくよかな体型の方は、黒や紺など引き締め効果のある色を選ぶと体型をカバーしやすくなります。

柄は大きめサイズのものを選ぶと横にボリュームが出やすくなるので、小ぶりの柄を全体にちりばめたデザインを選ぶのがおすすめです。

また、こちらの振袖のように模様が斜めに入っているものを選ぶと錯視効果によってスリムな印象を与えられます。

 

パーソナルカラーに合わせて選ぶ

パーソナルカラーとは、その人の肌や瞳、唇の色に調和する色のことです。これらは生まれ付きのもので、パーソナルカラーを調べれば、自分に最も似合うカラーを知ることができます。パーソナルカラーは色相や彩度、明度などを基にした、春・夏・秋・冬の4パターンです。

まず黄みがかった肌に、ブラウンの瞳・髪を持つ春タイプの方は、明るめの黄色やコーラルピンクなどの暖色系と相性がよいと言われています。

青みのある肌に、赤みがかった黒目、黒髪を持つ夏タイプの方は、ミントグリーンやラベンダーなど清涼感のある色が似合います。

黄みがかった肌に、ダークブラウンの瞳と髪を持つ秋タイプの方は、オリーブやマスタードなど落ち着きのあるカラーがおすすめ。

そして青みがかった肌に黒色の瞳・髪を持つ冬タイプの方は黒や白などのモノトーンカラーと相性がよい傾向にあります。

このように、パーソナルカラーによって似合う色は大きく異なるので、自分の肌・髪・瞳の色をチェックし、パーソナルカラーを把握してから振袖の色を決めるとおしゃれなスタイルにまとまりやすくなります。

 

トレンドをチェックする

振袖も洋服と同じく、その年ごとのトレンドがあります。振袖の予約は早めに入れるのが基本なので、成人式のある年の流行を先読みするのは難しいかもしれません。

なお2025~2026年の振袖は、くすみ系や深みのある色が流行すると考えられています。例えば定番のピンクでも、ビビッドピンクではなく、落ち着きのあるくすみピンクに人気が集まると見られています。

また、振袖の柄は伝統的な古典柄、レトロ調が再び注目されるかもしれません。

トレンドはあくまで予想になりますが、近年の動向をチェックしながら振袖の色柄を選ぶとスタイリッシュな振袖姿を目指せるでしょう。

 

プロのアドバイスを聞く

ここまでおしゃれな振袖を選ぶときのポイントを解説してきましたが、振袖のバリエーションは非常に豊富なので、候補を絞りきれないという方も多いでしょう。

そんなときは、呉服屋さんや着物レンタル店のスタッフにアドバイスを仰ぐのがおすすめ。一人ひとりの希望や体型、予算などに応じて、数ある振袖のなかからニーズに合った商品をピックアップしてくれるので、自分にぴったりの振袖を見つけやすくなります。

振袖選びのポイントなども教えてもらえるので、自分一人ではなかなか振袖を選べないという方は、呉服屋さんや着物レンタル店に訪れてみることをおすすめします。

成人式の振袖をおしゃれに着こなすコーディネーション

成人式の振袖をおしゃれに着こなすために心掛けたいコーディネーションのポイントを3つご紹介します。

 

振袖の柄に合った小物を選ぶ

洋服と同じく、振袖もトータルコーディネートを重視するのが基本です。そのため、振袖に合わせる小物とのバランスにも気を配る必要があります。

ポイントは、振袖にあしらわれた柄と同系色の小物を選ぶこと。例えばこちらの振袖は地色が紺色ですが、全身にちりばめられた金や白の花柄に合わせて、ゴールドカラーの帯締めやホワイトの帯揚げを身につけています。

髪飾りやバッグなども同じ要領で選びますが、振袖そのものに柄が少ない場合は、柄の付いた小物を合わせるとメリハリのあるスタイルになります。

 

なりたいイメージに合わせてヘアスタイルを選ぶ

振袖姿のイメージは、振袖そのものだけでなく、ヘアスタイルによっても大きく左右されます。おしゃれな振袖選びで固めた「なりたいイメージ」をベースに、どのようなヘアスタイルにするべきか考えるのも重要なコーディネーションのポイントです。

例えば、かわいらしさや女性らしさを強調したい場合はサイドアップアレンジやハーフアップなど、ふんわりと柔らかい髪型にするのがおすすめ。一方、大人っぽさやかっこよさを演出したい場合は、きっちりまとめたシニヨンやストレートのポニーテールなどを選ぶとスタイリッシュなイメージになります。他の人とかぶりたくない、個性を出したいという場合は、ツインテールやオニオンヘアなどにチャレンジしてもよいでしょう。

あらかじめヘアメイクを担当する美容師さんになりたいイメージや着用する振袖の色柄などを伝えておけば、全体のコーディネートを考えた上で最適なヘアスタイルを提案してもらえるでしょう。

 

振袖に似合うメイクを心掛ける

振袖は日本人女性の伝統的な装いなので、メイクも日本人の顔立ちに合わせて平面的に仕上げるのがポイントとされています。

具体的には、ベースとなるファンデーションはマット、またはセミマットを選び、ハイライトやシェーディングはあえて使わないようにします。

一方で、アイメイクやリップはしっかりめにするのがコツ。アイラインは強めに引き、リップは濃いめ&マット系のものをしっかり塗ると、振袖にマッチするメイクになります。

メイクの色はパーソナルカラーを基本にしつつ、振袖の色と合わせると、統一感のある装いになるでしょう。

おしゃれな成人式の振袖選びは、なりたいイメージや体型、パーソナルカラーなどを基準にするのがおすすめ

おしゃれな成人式振袖を選びたいときは、自分のなりたい振袖姿をイメージしつつ、体型やパーソナルカラーを基準に絞り込んでいくのがおすすめです。また、その年の流行をチェックしたり、プロのアドバイスを参考にしたりすると、トレンド感のあるおしゃれな装いを目指しやすくなります。

なりたいイメージ探しは、振袖を掲載しているWebサイトを利用するとよいでしょう。

振袖比較サイト「furimo(フリモ)」では、全国600店以上の店舗で取り扱っている振袖をオンライン上で簡単に検索できます。振袖のテイストやカラー、店舗エリアなどから絞り込み検索も行えるので、おしゃれな振袖選びにぜひご活用ください。