女の子なら振袖を成人式に着てみたい!という方は多いのではないでしょうか?
しかし、振袖で実際に着になるのはその費用ですよね。
普段から着物を着なくなった日本人は、振袖はなんとなく敷居が高く感じてしまうのかもしれません。

今回の記事では、振袖を着るのに本当にかかる費用やみんながどのぐらいお金をかけているのかを調べてみました。是非最後までご覧ください!

振袖サイトに書かれている振袖の相場は本当?

振袖を着たい!でも一体いくらぐらいするの?
成人式を控える女性はまず、振袖の価格をネット検索で調べるのではないでしょうか。

さまざまな振袖サイトに書かれている相場を見ると、振袖レンタルの相場はだいたい20万円、新作を購入の相場はプラス10万円で30万円(小物や着付け等含み)ぐらいのようですね。
正直、「高いな~!」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、相場というのはあくまで全体の平均ですので、実際にはそれ以下の値段で購入している人ももちろんいます
振袖の価格は、日頃着る人が少ない分なかなか大幅な値下がりがされません
振袖を着る人が増えれば、値段は安くなるかもしれませんね?!

例えば、携帯電話やユニクロのように多くの人が使うものであれば、年々新しいものが開発され、古い型はどんどん値下がりします。
振袖の場合は、型染めや手縫いといった機械ではできない職人による手作業があるので大量生産ができないのです。

振袖の値段の相場はどうやって調べているのか

ネットで掲載されている振袖の値段の相場は、どのようにして決定されているのでしょうか?
裏事情を少し覗いてみましょう。

 

①大手アンケート会社による調査

マクロミルなどの大手調査会社はご存じですか?
今は多くの人がパソコンやスマホでネット検索するため、Web上に広告を出したい会社は大手調査会社に依頼して消費者の動向を調べることがあります。

例えば、振袖についてのアンケートとして「いくらまでなら支払いますか?」、「どんな色の振袖が着たいですか?」などの質問を18~20歳までの女性に回答してもらいます。
その調査結果を女性雑誌のサイトや求人サイトなどが掲載しているため、振袖の値段の相場がわかるのです。

②振袖サイトが独自に調査

振袖比較サイトなどが独自に調査している場合もあります。
振袖比較サイトでは、振袖を着たい女性のためにあらゆる振袖に関する情報を提供しています。
振袖サイトでは振袖の色や着付け方法、小物の名前など、みんなが知りたい情報を載せますが、その中で必ずあるのが振袖の値段に関しての記事です。

調査方法は、店舗に着た人やメルマガ登録してくれた人を対象に「いくらの振袖を買いましたか?」「これからどのぐらいの価格の振袖を検討していますか?」といった質問をしていきます。
ある程度の人数(100名以上)の回答が集まった時点で、集計します。

③中小企業庁の調査

少しお堅い気もしますが、中小企業庁では中小企業にお金を払う消費者がどのような動きをするのか、定期的にモニタリング調査を実施しています。
よくテレビのニュースで、景気が悪くなった気がすると回答した人が○%、などと話題になっていますよね。

1つだけじゃない!振袖の相場を細かく見ると

「振袖レンタルの相場が20万円」と聞き、高い!と感じる女子はケチなのでしょうか?

いいえ、決してそうではありません。
振袖の相場は1つだけではなく、いくつかにタイプ分けされるようです。

 

①振袖にあまりお金をかけたくない女子の相場

部活や勉強など、ずっと頑張っていることがある女子には、振袖にお金をかけることに違和感を覚える人も中にはいるかもしれません。

そして、成人式にもあまり積極的ではなく、みんなが出るなら出ようかな、という気持ちが強いようです。
そんな女子の場合、振袖を探す時期もみんなより遅め。
余った振袖や通販でもいいや!と5~10万円以下の振袖を探す傾向にあります。

 

②振袖にあまりお金をかけられない女子の相場

振袖は豪華だし、絶対着てみたい!
でも、親に無理を言うのも絶対にイヤ。
こんな親孝行な学生さんも最近増えているようです。

そんな女子が振袖に実際にかける金額は15万円以下。

しかし、成人式での娘の晴れ姿をみて感動しない親はきっといないはず。
親も、できれば綺麗な振袖を着せてあげたいと思っているのではないでしょうか?
親の目を気にする女子は、お呼ばれ結婚式にも使える古典柄の振袖を選びましょう。
成人式以外にも振袖を着れば、結果的にムダ使いにはなりません。

③振袖に対して家族が協力的な女子の相場

普段から和服について精通しているお母さんやおばあ様のいるご家庭では、「おかしな振袖は着ないで!」と振袖のお金にも協力的なことが多いハズ。
着物の良さも知り尽くしているため、30万円~40万円以上の振袖を買い求めます。
振袖は高価ですが、きちんと保存すれば長く着られます。
自分自身の結婚式や姉妹の成人式、そして自分が結婚したあとに娘に振袖を着せる事だって可能です。

まとめ

ネットでよくある相場に振り回されず、自分自身のタイプによって振袖相場を決めましょう。
振袖はステキな日本の伝統衣装です。

もっと多くの女子がもっと振袖を着るようになったら、値段はもっと下がるかもしれません、、よネ!