シックに♪キュートに?卒業式で着たい振袖×袴のコーデ集4つ【画像】
大学や短期大学の卒業式は、今まで通った学校生活の集大成!友達と、先輩と、恩師と過ごした時間を素敵...
大学や短期大学の卒業式は、今まで通っ...
2018.05.16
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2025.11.14
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「成人式の振袖を卒業式で着たいけど、袴と合わせるのっておかしくないかな?」
結論から言うと、全く問題ありません。成人式の振袖に袴を合わせるのは、明治時代から続く伝統的なスタイルです。むしろ、卒業式にふさわしい格式ある装いとして、多くの方が選んでいます。
ただし、振袖にもいくつか種類があって、袴との組み合わせによってはバランスが悪く見えてしまうことも。せっかくの晴れの日だからこそ、自分に似合う組み合わせを知っておきたいですよね。
「おかしくないか不安」という気持ちを解消しつつ、後悔しない選び方をお伝えしていきます。
目次

卒業式で袴を着る予定だけど、「振袖」と「袴」って何が違うの?と思っている方も多いはず。
まずは基本的な違いから整理していきましょう。
振袖は、袖が長い着物のこと。未婚女性の第一礼装とされていて、成人式や結婚式のお呼ばれなど、華やかな場面で着られます。
袖が長ければ長いほど格が高く、優雅な印象になるのが特徴です。
一方、袴は、着物の上から腰に巻いて、下半身を覆うスカートのようなもの。
着物単体では完結せず、必ず着物とセットで着用します。
つまり、振袖は単体で礼装として成立するけれど、袴は着物との組み合わせで初めて意味を持つんです。
明治時代、女学生の制服として採用されたのが振袖に袴を合わせたスタイル。動きやすさと優美さを兼ね備えたこの装いは、「学問に励む女性の象徴」として定着しました。だから卒業式にふさわしいんですね。
「振袖」と一口に言っても、実は袖の長さによって4つの種類があります。
袴との組み合わせを考える上で、この違いを知っておくことが大切です。
成人式で着る振袖は、大振袖か中振袖がほとんど。
どちらも卒業式の袴と組み合わせることができますが、中振袖の方がバランスが取りやすく、動きやすいと言われています。
一方、二尺袖は袖が短いため、成人式ではあまり着られません。
袴とセットでレンタルする場合に選ばれることが多い、卒業式専用の着物です。
卒業式の袴スタイルには、大きく分けて2つのパターンがあります。
| スタイル | 特徴 |
|---|---|
| 二尺袖袴 | ● 袴レンタル店でセット提供されることが多い ● 袖が短く、動きやすい ● 可愛らしい印象 |
| 振袖袴 | ● 成人式の振袖(大・中振袖)を持ち込み ● 袖が長く、華やかで格式高い ● 優雅な印象 |
よくある誤解が、「袴を着るなら袖が短い着物じゃないとダメ」というもの。
これは、レンタル店で二尺袖がセットになっていることが多いため、そう思われがちなんです。
でも実際は、成人式で着た中振袖や大振袖を卒業式で袴と合わせるのは全く問題ありません。
むしろ、袖が長い分だけ華やかで、卒業式という晴れの日にふさわしい装いになります。
「成人式の振袖を卒業式で使えるか不安だったけど、レンタル店で『全然大丈夫ですよ』と言われて安心しました。実際に着てみたら、友達よりも華やかで、写真映えも良かったです」
次の章では、「振袖に袴はおかしい」と言われる理由と、その真実について解説していきます。

「振袖に袴を合わせても大丈夫?」と検索すると、「おかしくないか」という不安の声がたくさん出てきます。
でも、結論から言うと全く問題ありません。
それどころか、振袖に袴は明治時代から続く、正式な組み合わせなんです。
ではなぜ「おかしい」と言われることがあるのか?その理由と真実を見ていきましょう。
「振袖に袴はおかしい」と言われる理由は、主に2つの誤解から来ています。
「大振袖×袴×ブーツ」でバランスが悪く見えるケース
▸ 袖が長すぎて引きずってしまう
▸ 小柄な方だと「袖が主張しすぎ」に見えることも
▸ これは「振袖×袴がダメ」ではなく、「組み合わせの選び方」の問題
「袴セット」として二尺袖が主流なため、それが標準だと思われている
▸ レンタル店では動きやすい「二尺袖+袴セット」が人気
▸ そのため「袴には袖が短い着物」というイメージが定着
▸ でも実際は、振袖×袴も正式な組み合わせです
つまり、「振袖に袴がおかしい」のではなく、
「組み合わせ方によってはバランスが悪い」
ということなんです。
引用:wikipedia
実は、振袖に袴を合わせるスタイルには、150年以上の歴史があります。
明治時代、女子教育が始まった頃、女学生の服装が問題になりました。着物に帯では動きにくく、学業に支障が出るため、宮中の女官が着ていた「袴」を採用することに。

引用:wikipedia
明治18年(1885年)、華族女学校(現在の学習院女子部)の学監だった下田歌子が、宮中の袴をもとに女学生用の「行灯袴(あんどんばかま)」を考案。
▸ 股が分かれていないスカート式で、動きやすく優美
▸ 振袖との組み合わせで、「学ぶ女性の象徴」として定着
▸ 明治から大正にかけて、全国の女学校に広まる
明治時代、高等女学校への進学率は非常に低く、女学生は特権階級。華やかな振袖に袴を合わせた姿は、多くの女性の憧れでした。「学問に励む女性」「新しい時代の象徴」として、振袖×袴のスタイルは社会に定着していったんです。
つまり、振袖に袴は「マナー違反」どころか、歴史ある正式な組み合わせ。
卒業式という学びの集大成にふさわしい装いなんですね。
「振袖に袴はおかしいかも…」
と不安だった人たちが、実際に着てみてどう感じたのか。実体験の声を見てみましょう。
成人式の振袖を持ち込んで袴をレンタルしたんですが、レンタル店で「振袖に袴は正式なスタイルですよ」と言われて安心しました。実際に卒業式で着てみたら、二尺袖の友達より華やかで、写真映えも良かったです。「おかしくないかな」って心配してたのが馬鹿みたいでした。
呉服店の方に相談したら、「振袖に袴は昔から女学生の正装です。堂々と着てください」と言われました。歴史的な背景も教えてもらって、むしろ誇りを持って着られるようになりました。
「振袖に袴はおかしい」という声は、ほとんどが誤解や思い込み。
実際に着た人の多くが「華やかで良かった」「自信を持って着られた」と満足しています。歴史的にも正式なスタイルなので、安心して選んで大丈夫です。
次の章では、具体的にどんな組み合わせがおすすめか、身長や振袖の種類別に解説していきます。

「振袖に袴を合わせても大丈夫」とわかったところで、次に気になるのが
「どんな組み合わせが良いのか」ですよね。
同じ振袖でも、身長や袴の選び方でバランスが変わります。
ここでは、自分に合った組み合わせを見つけるポイントをお伝えします。
振袖と袴の組み合わせで一番大事なのが、身長とのバランス。
袖が長すぎると引きずってしまったり、逆に短すぎるとバランスが悪く見えることも。
◎ おすすめ:小振袖 or 中振袖 + 袴
▸ 大振袖は袖が長すぎて、引きずる可能性あり
▸ 中振袖なら華やかさとバランスを両立
▸ 草履よりもショートブーツの方が全体のバランスが取りやすい
△ 注意:大振袖 + ロングブーツ
袖が地面に引きずる、重たい印象になりがち
◎ おすすめ:中振袖 + 袴(一番バランスが取りやすい)
▸ 中振袖は日本人女性の平均身長に最適化されたサイズ
▸ 草履でもブーツでも、どちらでもバランス良し
▸ 大振袖でも問題なし(ただし草履推奨)
○ 可能:大振袖 + 草履
格式高い印象、華やかさも◎
◎ おすすめ:大振袖 or 中振袖 + 袴
▸ 大振袖の長い袖が身長に映える、スタイル良く見える
▸ 草履でもブーツでも、どちらでも様になる
▸ 小振袖だと袖が短く感じることも
△ 注意:小振袖 + 袴
袖が短すぎてバランスが悪く見える可能性
▸ 150cm台:小振袖・中振袖が無難。大振袖は要注意
▸ 160cm台:中振袖が最適。大振袖も可
▸ 170cm以上:大振袖・中振袖がおすすめ。小振袖は避ける
身長だけでなく、振袖と袴の色・柄の組み合わせでも印象が変わります。
「これなら安心」という組み合わせと、「ちょっと注意が必要」なパターンを整理しました。
振袖が華やかなら、袴は無地や控えめな柄がベスト。バランスが取りやすく、失敗しにくい組み合わせです。
袖が短い分、袴で華やかさをプラス。可愛らしい印象に仕上がります。
格式高く、優雅な雰囲気。卒業式という晴れの日にふさわしい正統派スタイルです。
全体がうるさくなりがち。どちらかをシンプルにするとバランスが取れます。
袖が引きずる可能性あり。草履やショートブーツに変えるとバランス改善。
振袖と袴の基本的な組み合わせがわかったら、次は細かいコーディネートのポイントを押さえましょう。
【同系色で統一】
▸ 赤い振袖 × えんじ色の袴:まとまりがあり、ドレスのような華やかさ
▸ 初めてでも失敗しにくい組み合わせ
【反対色でメリハリ】
▸ 青い振袖 × 赤い袴:個性的で印象的
▸ コーディネートに自信がある人向け
【草履のメリット】
▸ より格式高い印象
▸ 袖の長さを気にせず動ける
▸ 和装としての統一感
【ブーツのメリット】
▸ 歩きやすく、疲れにくい
▸ モダンでおしゃれな印象
▸ 寒い時期でも足元が暖かい
▸ 脱ぎ履きしやすいショートブーツがおすすめ
式場で靴を脱ぐ場面があるため、ロングブーツは大変です。
▸ 大振袖の場合は草履の方がバランス良い
袖が長いとブーツで歩くときに袖が引きずる可能性があります。
▸ 式場の床で滑りにくい素材を選ぶ
革底だと体育館などで滑りやすいことも。
髪飾りは振袖に合わせて選ぶ
▸ 振袖が華やかなら、髪飾りは控えめに
▸ 袴がシンプルなら、髪飾りで華やかさをプラス
巾着・バッグは袴の色に合わせる
▸ 袴と同系色でまとめると統一感が出る
▸ スマホや財布が入る大きさのものが便利
組み合わせのポイントは、「バランス」と「統一感」。
身長や振袖の種類に合わせて選べば、「おかしい」と思われることはありません。むしろ、自分に似合う組み合わせを見つけることで、卒業式をより特別な思い出にできます。
次の章では、成人式と卒業式、トータルでいくらかかるのかを見ていきましょう。
「成人式も卒業式も、両方ちゃんとしたい。でも予算が…」
という声、本当によく聞きます。
ここでは、代表的な2つのパターンでトータルコストを比較してみましょう。
| パターン | 成人式 | 卒業式 | トータル費用 |
|---|---|---|---|
| A. 両方レンタル | 振袖レンタル 20〜40万円 |
袴レンタル 3〜8万円 |
23〜48万円 |
| B. 振袖購入+袴レンタル | 振袖購入 30〜80万円 |
袴レンタル 3〜8万円 (持ち込み料1〜2万円) |
34〜90万円 |
ポイントは、振袖を2回活用できるかどうか。
レンタルは初期費用を抑えられますが、購入すれば卒業式だけでなく、妹や親戚、将来の娘にも着せられます。
お得な特典もチェック
振袖専門店によっては、振袖を購入した方向けに「袴レンタルが割引・無料になる特典」を用意しているところもあります。購入を検討する際は、卒業式の袴とセットで考えるとトータルコストを抑えられる場合も。
レンタルを選ぶ場合、こんな人に特におすすめです。
▸ 保管場所やメンテナンスの手間を避けたい
振袖は保管に気を使う必要があり、定期的な虫干しやクリーニングが必要です。レンタルなら返却後のケアは不要。
▸ 流行のデザインを楽しみたい
その年の最新トレンドや人気デザインを選べるのがレンタルの魅力。「今しか着られないデザイン」を楽しめます。
▸ 成人式と卒業式だけで十分
振袖を着る機会が限られているなら、レンタルがコスパ良好。卒業式は別途袴をレンタルすればOKです。
▸ 初期費用を抑えたい
レンタルなら20〜40万円程度で済むため、購入に比べて予算を抑えられます。
購入を選ぶ場合、こんな人に特におすすめです。
▸ 妹や親戚、将来の娘にも着せたい
振袖は世代を超えて受け継げる財産。「家族で共有したい」という方には購入が最適です。
▸ 親から譲り受けた帯や小物を活かしたい
ママ振袖や祖母の帯を活用すれば、購入費用を抑えつつ思い出を繋げられます。
▸ 「自分だけの一着」にこだわりがある
オーダーメイドや、気に入った柄を自分だけのものにしたい方は購入がおすすめ。
▸ 結婚式のお呼ばれなど、振袖を着る機会が複数ある
友人の結婚式や親戚の祝い事など、20代のうちは振袖を着る機会が意外とあります。
購入するなら「中振袖」がおすすめ
卒業式に袴と合わせて着ることを前提に選ぶなら、中振袖が使いやすくておすすめです。大振袖は華やかですが、袴との組み合わせではやや扱いが難しい場合もあります。
「振袖は買った方がいいの?それともレンタル?」
これも悩みどころですよね。最終的な判断のポイントをまとめます。
| 判断基準 | 購入がおすすめ | レンタルがおすすめ |
|---|---|---|
| 着用回数 | 3回以上着る予定がある | 成人式と卒業式だけ |
| 保管環境 | 保管場所があり、定期的なケアができる | 保管場所がない、手間を避けたい |
| 予算 | 長期的にコスパを重視 | 初期費用を抑えたい |
| デザイン | 自分だけの一着にこだわりたい | 流行のデザインを楽しみたい |
振袖専門店や呉服店では、購入・レンタルどちらの相談にも乗ってくれます。
迷ったら、まずはお店で試着しながら予算や用途を伝えて、プロのアドバイスを聞いてみるのが一番です。
最後に、実際によく聞かれる質問に答えていきますね。
A:問題ありません。 ただし、大振袖は袖が床すれすれになることもあるので、動きやすさを優先するならショートブーツがおすすめです。
草履なら袖が引っかかる心配が少なく、格式高い印象も保てます。「写真映え重視でブーツ、式典では草履」と使い分ける人もいますよ。
A:全くおかしくありません。 振袖は単体で礼装として完結しているので、袴がなくても問題なし。むしろ「成人式の振袖をもう一度着たい」という理由で、袴なしで出席する人も一定数います。
ただし、卒業式の雰囲気は「袴スタイル」が主流なので、周りと合わせたい場合は袴を合わせた方が無難です。
A:ごく少数ですが、います。 ただし、成人式は「振袖の晴れ舞台」という文化が強いため、袴スタイルは目立ちます。
逆に卒業式は「袴の舞台」なので、振袖に袴を合わせるのは自然で、むしろ華やかさが増すスタイルとして好まれています。
この記事では、成人式の振袖を卒業式の袴に使うことについて、歴史的な背景から実際の組み合わせ方、コスト面まで詳しくお伝えしました。
娘さんが「成人式の振袖、卒業式にも着たい」と言ったら、ぜひ背中を押してあげてください。
きっと、特別な一日になるはずです。
振袖専門店や呉服店では、振袖と袴のトータルコーディネートを相談できます。
不安なことがあれば、プロに聞いてみるのが一番です。
あなたにとって、最高の選択ができますように。
振袖の流行や最新情報をお届けます。