振袖を探す女子の悩みの一つは、着たい振袖が自分の身長に合うかどうかです。

158cm前後の平均身長であれば、振袖の選択肢は多彩です。しかし、170cm以上・145cm以下という身長が少し高め&低めの方には、似合う振袖選びのコツがあります。

一緒に見ていきましょう。

背が高い人の振袖選びのコツ

①選びたい振袖をサイトでサイズをチェック!

振袖店はたくさんありますが、サイズは必ずしも全て同じではありません。例えば、Aというお店では身長173cmまでの振袖があるのに、Bというお店では身長168cmまでしかないというように。

複数の振袖販売サイトを見た感想ですが、最近の振袖店はかなりサイズ展開をしています。145~170cmぐらいまでのサイズであれば、柄や色にこだわりがなければ問題なく選ぶことができるでしょう。

しかし、色や柄にこだわりたいのであれば急ぎましょう。身長170cm以上と145cm以下では、各振袖店での取り扱い点数が圧倒的に少ないからです。

 

例えば、これを書いている5月の現時点。ある振袖レンタル店で145cm~153cmのピンクの振袖を検索したところ、検索結果はたったの2件でした。

 

②ギリギリでレンタルだと合うサイズはない

振袖を予約するのは1年以上前から。こんな通説を耳にしたことがあるかもしれませんが、一方で振袖の予約をかなりギリギリにする派の方々も存在します。

「振袖予約するだけなのに、なんで1年以上前から?」

しかし、そんな方々の中には成人式間近の振袖店で「完売御礼」の札を見て後悔する方も多いとか。確かに、人口減の今の日本で振袖を事前に予約するのにギモンを感じる方もいるかもしれません。しかし、振袖は元々大量生産している商品ではないのです。同じ料金を払うなら、たくさん種類のある時期(前年の1月ぐらい~)からの振袖探しをお勧めします。

 

③振袖だけでなく草履や長襦袢のサイズもチェック

振袖を探していると、つい振袖自体のサイズだけに目がいきがちです。振袖を着るには長襦袢や靴の代わりの草履も着用します。長襦袢はいわゆる肌着ですので、着用時にキツイ、長さが足りないといったことがなければOKです。特に人目に触れるものではありません。

草履の場合、レンタルで貸してくれる草履がフリーサイズであることもあります。貴方の足のサイズと合わず、草履だけ別で購入しなくてはいけない。こんな事もあるかもしれません。

背が高い人に着て欲しい、こんな振袖

背が高い人は他の人より、全体のバランスがとても良いですよね。振袖の長い袖も野暮ったくならず、モデルのように颯爽と着こなせるはずです。背が高いことを活かし、髪もこんな風に下ろしたスタイルもステキです。

 

緑・黒・紺色などの濃い色は、背の高さをクールにカッコよく見せる色です。画像の振袖は絞りと型染めのミックスした豪華な柄が圧巻です。見ごたえのある貫禄の振袖を、背の高い人は難なく着こなせることでしょう。

背が低い人の振袖選びのコツ

①150cm前後ならまず大丈夫

振袖は元々、今より身長が低い明治時代の女性が盛んに着るようになったと言われる衣服です。

そのため、身長が高い方より低い人の方がサイズ選びには苦労しないのではないでしょうか。

 

②145cm以下の場合はお直しも考慮

しかし、身長140cmジャスト~144cmぐらいの方はおはしょりをしても振袖がダブダブしてしまう、という事態になる事もあります。着付けで工夫をしてもおかしなバランス(シワが出る、裾を引きずる)になるのなら、思い切ってお直しに出すことも考えましょう。

お母さんや自分の持っている振袖をお直しにする場合、相場は安いところで3万円。平均で4~5万円します。結構高いですね。振袖の新品を購入するのであれば、購入時にお仕立て代が無料となる場合もあります。

 

③背が低い人に合う振袖の柄や色ってあるの?

背が低い人は基本的にどんな色でも似合います。
ただ、どちらかと言うと黒よりは赤、オレンジよりはピンクの方が全体のバランスが取りやすいです。

 

背が低い人は大柄よりも小さな柄がたくさん入った振袖がよく似合います。
画像のような桜や牡丹など、可愛らしい小花柄の振袖を選んでみてはいかがでしょうか。

背が低い人に着て欲しい、こんな振袖

綺麗な水色の振袖ですね。背が高い人が着るとキレイでクールな印象ですが、背が低い人が着ると抜け感が出てフレッシュな印象です。

 

着付けの参考になりそうなのが、この画像です。帯と帯揚げを気持ち上に締めていて、足長効果があります。好感度の高いクリームカラーは背が低い人が着ると可愛らしい印象になります。

まとめ

背がとても高い人、低い人以外はあまり焦らずとも、平均身長の人と同じように振袖を探せます。

ただ、色や柄に制限はあります。同じお金を払うのであれば、種類が多い成人式前年の春前を狙いましょう。