振袖に合わせるヘアスタイルは、アップスタイルからダウンスタイル、三つ編みアレンジなど多種多様です。

バリエーションが多いため、「どれを選べばいいか分からない」「自分に似合うヘアスタイルはどれだろう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、成人式の振袖に合う髪型と、振袖に合わせて髪型を決めるコツをまとめました。振袖にどんなヘアスタイルを合わせようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

成人式の振袖に合う髪型4選

成人式の振袖に合う髪型は多数ありますが、ここでは主なヘアスタイル4つと、それぞれのポイントやアレンジ方法について解説します。

 

夜会巻き風アップスタイル

夜会巻き風アップスタイルとは、髪をねじり上げ、コームで高い位置にまとめたヘアスタイルのことです。

髪をアップにまとめることでうなじをすっきり見せられるため、エレガントさと清潔感を両立できるところが特徴です。

華やかさがありながら、クラシカルなイメージを醸し出す髪型なので、伝統的な古典柄の振袖によく似合うでしょう。

より艶やかな雰囲気を出したいときは、金箔や水引などを添えてアレンジするのがおすすめです。

なお、夜会巻き風アップスタイルは、ミディアム程度の長さがあれば十分です。ロングヘアの場合、よりボリュームのあるまとめヘアになるでしょう。

 

ふんわりシニヨンスタイル

シニヨンとは、束ねた髪を後ろまたはサイドでお団子状にまとめたヘアスタイルのことです。先で説明した夜会巻き風アップスタイルと同じく、髪をすっきりまとめることができるため、清潔感に加えて上品さも醸し出せます。

ヘアスタイルが華やかなため、振袖は派手過ぎず、清楚で落ち着いた雰囲気の色柄を選ぶのがおすすめです。

シニヨンは髪のまとめ方によって雰囲気が大きく変わるヘアスタイルですが、今回ご紹介するふんわりシニヨンスタイルは、お団子をややルーズにまとめ、シニヨン自体に重量感を持たせるところが特徴です。

アレンジとして、生花の髪飾りなどをサイドまたは後ろに付けるとボリューム感がアップするでしょう。

ふんわりシニヨンスタイルは、襟足の長さが15センチほどあれば可能なので、ミディアムやボブスタイルの方でも工夫すればシニヨンスタイルの振袖姿になれます。

 

編み下ろしダウンスタイル

編み下ろしダウンスタイルとは、編み込みを入れた髪を肩に下ろしたヘアスタイルのことです。

かつて、振袖に合わせる髪型はアップスタイルが基本とされていましたが、毛先に動きが生まれて華やかな雰囲気を演出できることから、近年はダウンスタイルの振袖姿も人気を集めています。

編み下ろしダウンスタイルは、編み込みをどこまで入れるかによって見た目が大きく変わる髪型ですが、髪がかなり長めの場合、毛束が振袖にかかって色柄を隠してしまう可能性があります。

そのため、ボリュームのあるロングヘアの方は毛先までしっかり編み込むのがおすすめです。

また、編み下ろしに合わせる髪飾りは、振袖のテイストや全体のイメージに合わせて選ぶのがポイント。

例えば、ガーリーな雰囲気を演出したいのならリボンと一緒に編み込む、シックに仕上げたいのならくすみカラーの繊細な髪飾りをちりばめるなどが挙げられます。

編み下ろし自体も、一つにまとめて下ろすだけでなく、ツインテールにしたり、サイドに流したりと、さまざまなアレンジが考えられるでしょう。

 

外はねアレンジ

ミディアムよりも短いボブスタイルやショートヘアの方におすすめの髪型です。毛先を外側にカールさせることで、そのまま下ろしたスタイルよりも軽やかな雰囲気になり、かわいらしい振袖姿になります。

アレンジを加えたい場合は、ハーフアップにしたり、三つ編みをカチューシャのように巻き付けたりするのもおすすめです。

また、髪が短いため、髪飾りは大きめのものを付けるか、全体にちりばめて華やかさを出すのがポイント。

クラシカルな雰囲気を演出したいなら水引やかんざし、トレンド感のある垢抜けスタイルにしたいのならドライフラワー、モダンスタイルを目指すならヘッドドレスや帽子などをチョイスしても良いでしょう。

 

振袖に合わせて髪型を決めるコツ

髪型を決めるときは、自分の好みだけでなく、選んだ振袖と相性が良いかどうかも重要なポイントです。

ここでは振袖に合わせて髪型を決めるときのコツや注意点をまとめました。

 

振袖のテイストに合わせる

振袖は色柄のバリエーションが豊富なので、どの振袖を選ぶかによって全体のテイストが大きく変化します。

そのため、統一感のあるスタイルにしたいのなら、振袖のテイストを基準にして髪型を選ぶのがポイントです。

例えば、昔ながらの古典柄の振袖を選ぶのならシニヨンアレンジや前下がりのボブを、色柄の大きい華やかな振袖を着るのなら、トップにボリュームを出す夜会巻きや編み下ろしダウンスタイルなどを合わせると良いでしょう。

 

振袖の色に合わせる

振袖にはさまざまな色が使われますが、メインとなるベースカラーによって全体の雰囲気が決まります。

例えば赤系なら華やか、青系ならクール、ピンク系ならガーリー、白や黒系ならスタイリッシュといったイメージです。

色から連想されるイメージに合わせて髪型を選べば、まとまりのあるスタイルを実現できるでしょう。

以下では振袖に似合うヘアスタイルの例を色ごとにご紹介します。

 

赤系の振袖

赤系の振袖は華があり、艶やかな雰囲気があります。

そのため、髪型もエレガントな夜会巻き風アップスタイルやシニヨンなどを合わせるのがおすすめです。

 

青系の振袖

クールで爽やかなイメージのある青系の振袖には、落ち着きのある髪型が似合います。

定番のシニヨンスタイルはもちろん、編み下ろしダウンスタイルにして、金箔をあしらった髪飾りをちりばめても良いでしょう。

 

ピンク系の振袖

ピンク系の振袖はかわいらしく、全体的にガーリーな雰囲気になるところが特徴です。そのため、髪型もふんわりと柔らかいイメージに仕上げた方が良いでしょう。

例えば、柔らかめのカールを入れる、編み下ろしをサイドに流す、外はねアレンジで毛先に動きを出すなどです。

前髪に関しては、よりかわいらしさを強調したいのならふわっと軽めに、上品さをプラスしたいのなら横に流しておでこを出すのがおすすめです。

また、ガーリーな雰囲気に合わせて、リボンなど女性らしい小物をチョイスしてみても良いでしょう。

 

白・黒系の振袖

白や黒系の振袖はモダンな雰囲気があり、スタイリッシュな振袖姿を目指したい方に人気です。

髪型は、シンプルなのに上品なシニヨンスタイルか、あるいは黒髪のストレートをポニーテールにして背中に下ろすのもインパクトがあって魅力的です。

白振袖の場合は、ゆるめのカールを加えると、全体的に柔らかな雰囲気を演出できるでしょう。

 

成人式の振袖と相性の良い髪型を選ぼう

成人式の振袖の魅力を最大限に引き出すためには、髪型にもこだわらなければなりません。

現代は昔ながらのアップスタイルの他、現代的なダウンスタイルを採り入れる人も増えているので、自分の好みはもちろん、振袖のテイストや色に合わせて相性の良い髪型を選ぶようにしましょう。

振袖に合わせる人気の髪型を知りたいときは、振袖スタイルを掲載しているWebサイトをチェックするのがおすすめです。

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