おしゃれな成人式振袖を選ぶときのポイントを徹底解説
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2024.08.30
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振袖を着るタイミングを想像したとき、まず思い浮かぶ行事は成人式です。しかし成人式以外でも振袖を着る機会はあり、これからの人生で参加し得る行事やイベントでも身にまとえます。自分だけの振袖があると、振袖を着て参加したいイベントにも気兼ねなく出席できるでしょう。この記事では、成人式以外でも振袖を着られるタイミングと、シチュエーション別の振袖の選び方を紹介します。
目次
「成人式での服装は?」と質問されたら、振袖を想像される場合が多いでしょう。けれども、振袖は成人式以外でも着られます。結婚式にゲストとして出席するときや、パーティーへ参加するときなどが挙げられます。
成人式以外で振袖を着る機会には、結婚式や披露宴があります。振袖は正装の中でも格式のランクが高いため、結婚式というフォーマルな場にふさわしい服装です。また振袖には、新郎新婦や親族へのお祝いと礼儀を表す意味合いが含まれています。振袖は格式が高い装いだけではなく、華やかさと気品を式の場で演出できるため、式自体の格式も高くなり新郎新婦や両家に喜ばれるでしょう。
卒業式と言えば振袖と袴の組み合わせが定番に思われがちですが、振袖のみを着る機会でもあります。卒業という新しい門出の日に着る服装として、振袖は似つかわしい選択です。学校から服装の指定がない限り、振袖のコーディネートも自由です。正式な行事であっても、自分の個性を表現できるタイミングでもあります。成人式で着た振袖を持っている方は、活用しながらより自分好みのコーディネートを楽しめるでしょう。
パーティーや祝賀会をはじめ格式が高いイベントに参加するときも、振袖を着る機会の一つです。正装の中でも格式のランクが高い振袖は、装いに格が求められるシーンに適しています。特に海外の方も参加するようなインターナショナルなパーティーでは、花を添えるだけではなく、日本文化のアピールにもつながるでしょう。飲食をするときは、飲み物などのシミには気を付けないといけません。
初詣やお正月に親戚などと挨拶をするシチュエーションでも、振袖に袖を通せます。お正月は年神様を招いて盛大に一年の始まりを祝う意味合いがあるため、神様をお迎えするにふさわしい格式高い装いの振袖は、自然と好まれます。初詣で外出するときには寒さ対策が必要ですが、振袖を着る際はタオルや襦袢などを重ね着するため、それほど心配しなくても平気でしょう。また、お正月の振袖姿をSNSなどにアップすることも可能です。
高級ホテルや料亭でフォーマルなお見合いや結納を行うときも、振袖を着るタイミングです。振袖の格式と華やかさが自分の魅力を引き立て、美しさを演出できます。また結納は親族となる両家で行う伝統的な儀式で、結婚の契約を指すためフォーマルさが求められます。結婚式でも振袖は着られますが、結婚式以降は未婚の女性が着る振袖とは縁遠くなるでしょう。結納は振袖を着るよい機会です。
茶道をはじめ日本文化に関わる習い事をしている方は、おめでたい雰囲気が漂う初釜の日などの装いに振袖を選べます。またお琴を習っている方は、発表会の衣装として振袖を着られます。振袖を着られる一方、行事の格式や装いの方針に沿った振袖の選択が求められるでしょう。日本文化を象徴する習い事をしていると、着物と触れ合う機会が増え、おめでたい日や特別な行事で振袖を着る機会が多いでしょう。
冠婚葬祭をはじめ、フォーマルなシーンで着る服が正装です。正装にはランクがあり、格式の高いものから正礼装(第一礼装)、準礼装、略礼装と呼びます。振袖は格式が高い正礼装(第一礼装)で、未婚の女性が着る風習があります。
ゲストとして結婚式や披露宴に参加する場合は、新郎新婦を引き立てられる振袖選びが重要です。主役より目立たないよう、振袖の色は赤や白を避け、アクセサリーは付けず、シンプルなヘアスタイルが好ましいでしょう。また黒色の振袖は親族と間違えられる可能性があるため、避けた方が無難です。振袖の柄は新婦と同じ柄にならないよう注意し、花柄がよいとされています。
お見合いで振袖を着用するときは若々しさと華やかさを演出できる、明るい色使いの振袖がよく選ばれます。白やピンク系の淡い色合いや、おめでたく華やかな赤色を選ぶと、相手にもよい印象を与えられるでしょう。一方、明るい色の振袖でも華美が過ぎた振袖や、個性を出し過ぎたデザイン・コーディネートは、落ち着いた雰囲気のお見合いの場にはそぐわないため注意が必要です。
結納では結婚という喜ばしい出来事に適した華やかな振袖や、大人の優雅さを表現できる上品な振袖の選択がポイントです。アクセサリーは振袖の柄や色使いにあわせてコーディネートすると、振袖と自分の美しさを引き立てられます。結納では両親の他に兄弟などの家族が参加するケースもあり、参加者が多い場合は、誰が見ても好感を持たれる古典柄や花柄の振袖を選ぶとよいでしょう。お見合いと同じく、個性的になり過ぎないように注意が必要です。
大学などの卒業式では小振袖と袴を組み合わせたスタイルがよく見られますが、成人式で着るような小振袖よりも袖が長い、中振袖も卒業式に適している装いです。中振袖は肩から足元へかけてデザインされている振袖の柄をすべて見せられるため、抜群の華やかさを演出できます。学校から服装の指定がない限り個性を出せるシーンでもあるため、自分好みのコーディネートを楽しめるでしょう。
ドレスコードが設定されるような格式の高いイベントでも、振袖は活躍します。特に高級ホテルで催されるパーティーは、正礼装(第一礼装)の振袖で参加すると格式が保たれます。パーティーや祝賀会のテーマや趣旨があったら、マッチするような振袖の色や柄を選ぶと、会場をより華やかにできるでしょう。一方、気軽なパーティーやリラックスした雰囲気の祝賀会で振袖を着ると、ミスマッチの原因になるので注意が必要です。
習い事の行事に振袖を着る場合は、習い事の作法に沿った振袖の色や柄の選択が求められます。例えば、わびさびに重きを置き華美を避ける茶道では、おめでたい初釜の日でも落ち着いた雰囲気の振袖が選ばれます。自分らしさや華やかさよりも、茶道の精神にのっとった振袖選びがポイントです。不安なときは、茶道の先生や主催者に振袖の柄や色などを伝えて確認するとよいでしょう。
古典柄の振袖は振袖に袖を通すどのようなシチュエーションでも、胸を張って着用できます。例えば、成人式で着た振袖が個性の強い柄や色使いである場合、フォーマルなシーンや着用する年齢によっては、不釣り合いになってしまいます。一方、古典柄の振袖はシーンや年齢に関係なく着られます。古典柄の振袖はシーンを選ばないオールマイティーな振袖です。古典柄の振袖を一枚持っていると、どのような席にも振袖を着て出席できます。
成人式以外でも振袖を着る機会は、結婚式への参加や卒業式への出席など、数多くあります。シチュエーションごとに、好ましい振袖の柄や色、スタイルが異なるため、事前の調査は念入りに行いましょう。
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